“じっくり話を聞けること”、自分の武器を考えてみた。

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独立して半年程過ぎた頃、「自分の色をどうやって出していこうか?」と考えながら、
ふと本屋さんで手に取った”自分の「武器」を見つける技術”。

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世間体って何だろう?自分の信じる道を進んでいく潔さ

世間体って気になりますよね。私もいろんなことを気にしながら人生を歩んできました。
特に長く苦労した税理士受験時代、スルスルっと合格していく後輩などを横目に、そりゃ自分のイケてなさに凹みました。周りの目が気になって仕方がなかったですね。

で、ようやく合格し、税理士となり独立開業した今、やはりまたいろんなことが気になるわけです。大きい事務所はわんさかありますし、私より税務に明るい税理士などたくさんいるでしょう。勤務時代に営業をすることは皆無だったので、自分の営業スタイルも早く確立していかなければなりません。

著書の中で、池田さん自身も世間体にビクビクしていた過去を語っておられます。
これが、あるとき吹っ切れて、自分の思いのままに進む決断をされます。
大学を中退し、書きたかった本を書き始めるわけです。
この最初の本がベストセラーになり、活躍の場を広げて今にいたるわけですが、
世間体を気にして、自分の思うままに進まなかったとしたら、今の活躍はなかったということでしょう。

あの世界のイチローも笑われてきた悔しい歴史を持っている

最近メディアを賑わせている大リーグのイチロー選手(大リーグ3000本安打まであと2本、早く達成してほしいですね!)。日米通算4257安打を放ちピート・ローズの持つ大リーグ記録4256安打を超えた時の記者会見には、二つの驚きがありました。

「子供の頃から、人に笑われてきたことを常に達成した自負はあります。小学生の頃、毎日練習して『あいつプロ野球選手にでもなるのか』と笑われた。悔しい思いもしましたが、プロ野球選手になった。米国に行く時も『首位打者になってみたい』と言って笑われた。でも、2回達成したり・・・。」

一つは、若いころから活躍していたイチローが、その節々に笑われ悔しい思いを感じていたという事実です。常に周りから、認められている存在だと思っていました(もちろん大多数は、彼の才能と努力を認めていたとは思いますが)。
もう一つは、その一方で、笑われても彼の野球への熱い思いは消えることなく、ずっと信念を持ち続けながら、前に進み続けている事です。
今、なお野球と真剣に対峙し続けている点、凄いの一言です!!

このように、有名な方々でも笑われたり、悔しい思いを経験しています。
世間体を気にするより、自分の思う道を進む!!
それが自分の人生にとって、最良の選択なのだと教えてくれている様な気がします。

自分の武器を探してみた

この本を読んで、自分の「武器」とは何かなぁ、と考えていました。
勤務時代の14年間を思い返してみて気が付いたのが、お客さんの話を”じっくり聞いていたな”ということです。
会計事務所は、税務以外のこと、労務のこと、またプライベートに近いことも相談されることが多々あります。良くも悪くも、何でも相談室みたいなもんだったりします(笑)。
でも、本業の税務会計に関わる話からプライベートに近い緩い話まで、じっくり聞くことによって、お客さんとの距離感が近づいたこと、信頼関係が構築できたことは事実です。

独立して経営者となり、経営者らしい”リーダーシップ”がバリバリあるかと言われると、そこまで経営者らしくはないかも知れません。
でも、経営者をサポートする税理士という立場としては、自分の”じっくり話を聞けること”というのは、長くお客さんと関わっていく中で、とても重要な事だと思っています。

こうやって、自分を分析できるのも独立したからだと思うと面白いですね。
自分の思うべき道を、進んでいきたいと思います!!

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【編集後記】
本は一度読んでも、結構すぐに忘れちゃいますね(笑)
こうやってブログに上げようと思い読み返すと、またタメになります!
でも、ブログ書いてる時間が異様に長くなっちゃうんですけどね(苦笑)。

【昨日の一日一新】
・紅梅ダイナーで手ごねハンバーグ

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