「ダイレクト納付」の活用で、納税手続きを効率化しよう!

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「ダイレクト納付」を試してみました。
事前の手続きさえ行えば、事務所に居ながら納税可能です。

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外出せずに納付でき、税理士による代理手続きが可能です。

納付書を金融機関に持っていき納税するのは、少々めんどくさいですよね。
「振替納税」という方法もありますが、個人事業主の申告所得税や消費税に限られます。

新しいものでは「クレジットカード納付」というものも可能になりましたが、
こちらは別途手数料が発生するので、あまりオススメではありません。

今回、顧問先の源泉所得税を納付するにあたり、電子納税の一つである
「ダイレクト納付」をおこなってみました。
ダイレクト納付の場合は、電子申告が可能な税目ならば全税目が可能です。
(※電子納税には、その他「登録方式」「入力方式」等の方式があります。)

ポイントは下記の5つ

・金融機関に出向く必要がない
・インターネットバンキングの契約がなくても可能
・納付手続きはボタンを選択するだけ
・即日、指定期日を選択可能
・税理士による代理手続きが可能

源泉所得税などは、納付書の作成のために税理士が集計することも多いでしょう。
税理士により納付データを電子申告し、ダイレクト納付により手続きしてもらえば、
お客さんは事前の報告を受け、納付日を指定するだけでよいことになります。

もちろん納付手続き忘れ等のないように、
しっかり連絡は取りあって双方が確認する必要はありますが。

利用を始めるには、届出書の提出が必要。

メリットの多いダイレクト納付ですが、
利用を始める前には事前の準備が必要です。

まず、第一に電子申告(e-Tax)が使える状況でなければなりません。
電子申告の開始届出等を提出済で利用者識別番号を取得しており、
納税用確認番号を設定していればOK。

次に、ダイレクト納付を始めるための届出書の提出が必要です。
「国税ダイレクト方式電子納税依頼書 兼 国税ダイレクト方式電子納税届出書」
というものに、住所、氏名、指定金融機関を記載し、金融機関届出印を押印します。
金融機関名は、原則本人名義(法人ならば法人名義)口座に限られます。

国税庁のHPには入力用と手書用のPDFが用意されています。
下記は入力用の画面です。

ダイレクト納付

この届出書は電子申告での提出はできません。
必ず書面での提出になります。

届出書の提出後、税務署と金融機関で所定の登録、確認作業が行われます。
利用可能になると、e-Taxのメッセージボックスに、
「ダイレクト納付登録完了通知」が格納されます。

これで、ダイレクト納付の準備は完了です。
利用可能までにおおむね1カ月程度の時間を要しますので、
余裕を持って届出書を提出してください。

納付書の申告の後、納付の期日を選択するだけ!

準備が終われば、納付データを電子申告を行った後に納付手続きです。
申告完了の「メール詳細」の画面に、次の案内が表示されています。
(※使うソフト等によって、画面の見た目は異なります。)

ダイレクト納付1

ダイレクト納付の手続きができていなければ、
このダイレクト納付のボタンは出てきません。

ダイレクト納付2

このボタンを押すと、内容確認の文言が表示され、
納付期日を選択する画面に変わります。

ダイレクト納付3

ダイレクト納付4

即時納付を選択するか、別途納付日を指定してください。
選択又は指定すれば、あとは進むだけ。

ダイレクト納付5

メール詳細が通知されて手続き完了です。
納付指定日の変更は、指定日の前日まで変更が可能です。

まとめ

事前の届出書の手続きさえしておけば、納付そのものはかなり楽ちんです。
手数料等が別途かかることもないですし、何より時間が節約できます。

毎月納付の源泉所得税など回数の多いものは、効果てき面ではないでしょうか。
ちなみに、ダイレクト納付の手続きをしていても、
その他の方法(納付書等)での納付も可能です(まあ、使うことはないでしょうが)。

納税事務を効率化して、時間を有効に使いたいものです。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

【編集後記】
世の中どんどん便利になっていきます。
有効な手段や方法は、どんどん試していきたいですね。

【昨日の一日一新】
・ダイレクト納付
・宮武讃岐製麺所 釜玉カレーうどん

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