「しなきゃいけない」に追われないために、「何がしたいのか」を自分の中ではっきりさせよう。

Pocket

「情報過多」の現代、「しなきゃいけない」に追われる日々。
忙しいのに慣れてしまった現代人の生き方に、ゆる~いテイストで迫ります。

IMG_4362

「しなきゃいけないこと」の99%は、「本当は別にしなくてもいいこと」だ。

知らず知らずのうちに、「あれもやらなきゃいけない。」「これもやらなきゃいけない。」というものに囲まれて生きている現代人。

そして、その「しなきゃいけないこと」が、自分自身で本当に「しなきゃいけないこと」と認識せぬまま、追われている毎日。

この本の”はじめに”を読んで、「ほんまやなぁ。」と実感してしまいました。

著者のPHA(ファ)さんは、京大卒の元「日本一のニート」ということで、
いわゆる一般的な社会に馴染むのが得意ではないタイプとのこと。
28歳で会社を辞めてからは、自分の思う気持ちに逆らわず、ある種自然体で
過ごしてこられたという方です。

会社を辞めようと思い立ったときの心情が記されています。

「なぜしないといけないかが、自分でよくわからないことは、もうやめよう。まわりに理解されなくても、自分で実感の持てることや、自分のしたいことだけをやっていこう。」

著者の様にスパッと会社を辞めて、自身の思うところのラクな生活をして、ブログを書いてたら本を書くことになって、みたいな感じに誰でもがうまくいくわけじゃないとは思います。

現実として生きていくには食べなきゃいけないし、稼がなきゃならないし、そうなると社会とは関わらないといけないわけで。そこには多かれ少なかれしがらみとか面倒くさいことはありますもんね。

でも、人が生きていく上で「自分のしたいことをする」という、とてもストレートで本質的なことを、みんな、どこかに置き忘れて頑張ってる現代なんかなぁ、と思うと、なんとも言えない気持ちになります。

「しないことリスト」の中で気づかされたこと

この本のなかには36のしないことリストが書かれているんですが、
その中で「なるほど!」と思えたもの5つをピックアップしてみます。

読みっぱなしにしない

本を読むようになってきましたが、本当に一度読んでもすぐに忘れてしまうんです。
ここでは、本で得た有用だと思われる情報のメモの仕方などが記されてるんですが、そうやってインプットしたものを、いかに自分の血肉にして活用できるかが大事だということ。

単なる情報を血肉にするには、他人の目を意識して文章をアウトプットしてみるのが有効な手段

ブログで本を紹介するときに、何度も何度も読み返します。そうしてる内に、「その本のどこに自分が共感したのか」「何を紹介したいのか」が、自分の中で理解が深まり、情報が整理されてきます。アウトプットすることによって、インプットした情報の質を高める効果があると実感しています。

過去に固執しない

「コンコルドの誤謬」が書かれています。コンコルドはイギリス・フランス共同開発の夢の超音速旅客機だったわけですが、将来にわたって収益が望めないため、開発中止の方が得だという見解が出ていたにもかかわらず、「今までに投下した資金や労力を無駄にするわけにはいかない。」という理由で、開発は続行。その後商業的にも失敗するというお話。

偉い人や賢い人がたくさん集まったプロジェクトでさえそんな失敗をするわけです。凡人が普通に生きていたら、そりゃ失敗しないわけないですよね。

間違えた道を選んでしまったときは、できるだけ早めに引き返したほうが傷が浅く済む。自分の間違いを認めてやり直す勇気をもとう。

なんでも成功するほうがいいわけですが、人間って失敗しながら成長していく生き物です。
こうやって潔く次の展開に進む形をイメージしておけば、失敗をしたときに早く立ち直れるんじゃないでしょうか。過去よりも、現在、未来を見据えて歩いていきましょう。

睡眠を削らない

寝るの大好きです。でも、バタバタしてると、時折睡眠時間が短くなることがあります。
大御所の漫画家、水木しげる氏の漫画を題材に睡眠の大切さについて書かれています。

徹夜続きの手塚治虫氏、石ノ森章太郎氏に対して、水木氏は「自分はどんなに忙しくても10時間は寝ています。」と話し、睡眠の大切さを力説するわけですが、手塚、石ノ森の両氏は笑ってあまり真剣に取り合いません。

で、最後に「・・・というわけで、両氏は早死にしてしまったんだなぁ。」と水木氏のボヤキで漫画が終わるという話。
両氏は60歳で死去、水木氏は93歳で大往生と睡眠の大切さを自ら実証(?)した感じです。

やっぱり、ゆっくり十分眠れない生活は、どこか生き物として間違っているんじゃないかと思う。

本当、当たり前といえば当たり前なんですけどね。一日の1/3~1/4は寝るように身体は作られてるから眠くなるわけですし。無理はホドホドにってところでしょうか。

二択にしない

結局、人の発言は全てポジショントークに過ぎないんじゃないか、というお話。
物事なんて「どういう立場から見るか」によって、景色は様変わりしますよね。
みんなが同じものを見ていても、その見え方はひとそれぞれなわけです。

世の中にはいろんな人がいて、それぞれのポジションにいないと見えないものがたくさんある。だから、いろんなポジションのいろんな考えの人が存在してそれぞれが意見を交換できるように、人間はこんなにたくさんいるのだ、と考えよう。

なるほどなぁ、って感じです。
考え方の違う人や、意見の合わない人を遠ざけるのは、人間の防御本能もあって当然です。
ただ、このように寛容な心持を備えておけば、他人とのやりとりがスムーズに運ぶことが多くなるんじゃないでしょうか。

何かのためにしない

何かをするときは、「それが何の役に立つか」を考えるよりも、そのこと自体を楽しむのが健全だ、というお話。

「身体を引き締めるためにスポーツジムに通う」とか、失敗したこと多々ありますねぇ(笑)。何の役に立つかいちいち考えるのではなくて、それ自体を楽しめるもの、そうした趣味を見つけられると、人生が豊かに感じられます。

そもそも人の人生は、何か大きな意義のために生きるというものではなく、その「生そのもの」を充実させるためにあるのだ。
何の役に立つかとかややこしいことは考えずに、素直にやりたいと思えることをやろう。

いつの時代も、やりたいことだけが出来ることはないのかも知れませんが、少なくとも何か素直にやりたいと思えることの一つぐらいはやってるぞ、と実感できる毎日でありたいです。

自分の思い、感じ方を大切にしよう。

人それぞれ、みんなが「自分」の人生を生きています。
言い古されてはいますが、自分の人生、自分が主人公なわけです。

自分が「どう思っているか」「どう感じているか」、これは他の誰にもわからないことであり、自分だけが知っていることのはずです。
毎日を送り続けていく中で、その声に耳を傾けることはとても大切なことだと思います。
もちろん、時には周りのいろいろなものに掻き消されそうになったりもするんだろうけれど。

この本は、人間の本来のあるべき姿を思い出させてくれ、ホッとした気持ちにさせれくれると同時に、シンプルに生きる潔さを教えてくれた様な気がします。
しなくていいことは、しないで生きていきましょう!!

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

【編集後記】
テニスの全米オープン、錦織選手、マレー相手にベスト4進出、素晴らしいですね。
あと2戦、一昨年のリベンジなるか注目ですね!!

【昨日の一日一新】
・まだん お初天神店 サムギョプサル

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする