目標を達成するために、キャッシュが使われているか?経営計画を見直してみよう。

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日々事業を進めていく上では、キャッシュが出ていきます。
いつもの経費、いつもの投資、本当に目標達成のために使われているでしょうか?

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経営計画の重要性

経営計画、大企業のみならず中小企業においても、その重要性は増しています。
内部要因だけではなく、世界的な外部要因なども経営に大きな影響を与える時代。
様々なことを想定した上で、目標とする山あり谷ありの道を進んでいかなければなりません。

経営理念の設定、中期5カ年計画・単年度計画の作成、予実管理を行いながらPDCAサイクルの実践。様々な媒体で謳われるこれらよく知られる経営管理手法。
実践により効果を出している方もいらっしゃる一方、どうしても「計画=絵に描いた餅」になり、作っただけで終わっている方が多いのも現実です。

自分の会社、企業の経営にかかわる事柄ですから、
やはり社長(事業主)がどの様にしたいのか、その思いが経営計画に現れている必要があります。他人に言われたから作る様な計画では、全く意味がないのは自明の理です。

お決まりの数値計画、価値創造のために行われているか現状を確認しよう

ランニングコスト、投資コスト等の計画の中で、ついつい例年通りという頭で、
検討することなく数値を積み上げていることはないでしょうか?

いつもの仕入れ、いつもの家賃、いつもの旅費、いつもの交際費・・・。
せっかく計画を立てるのですから、今現在の焼き直しにならない様にする必要があります。

今まで支出してきたキャッシュ、その経費、その投資が、本当に利益につながる価値をお客さんに提供しているかどうか?
価値創造のためのプロセスの中に組み込まれた経費・投資になっているか否か、よく考えてみてください。

取り扱う商材の選別、人件費・家賃等の固定費をかけるだけの価値のあるものなのか、何も産み出していないものへの支出がなぜ起こるのか?
分析をした結果、価値創造の役に立っていないものは、いままで恒常的に支出していたとしても見直す必要があるということです。

目標の修正・見直し等もあり、また時代も変わっていく中で、
いつまでも変わらず価値創造に貢献し続ける支出がどれほどあるでしょうか?
見直してみれば、それほど多くないのがわかるのではないかと思います。

将来への投資、無駄な投資、目標が明確に定まっているかで変わってくる。

事業を進めていく中で、将来への投資は絶対的に必要です。
商品開発、人材育成、設備投資・・・、これらは現時点での価値創造への貢献が希薄であっても、将来事業のの柱になるため、時間とともにキャッシュが必要になってきます。

ですから、利益を源泉としたキャッシュを蓄えておける時に、
恒常的な無駄を省くと同時に、将来への準備のためにキャッシュを使う必要があるのです。

ここで、注意しなければならないのは、短期的なキャッシュの増加を見込めないこれらの投資を、一律に無駄な投資と判断して投資を止めてしまわないことです。
もちろん無駄な投資は即刻止めるべきですが、有用な将来への投資は継続しなければなりません。

つまり、投資活動を行う上で重要なことは、しっかりとした計画、目標の上に立ち、投資する意味を理解した上で、投資を行うことにあります。
すべての投資が成功するわけではないにしても、それは結果により軌道修正をすればよいのです。

この様な考えを根底に持っておけば、節税のために浪費を繰り返し将来への投資をおざなりにし、納税額を無闇やたらに低く抑えることが、経営に良い影響を与えないことは明白です。

経営計画が絵に描いた餅になるかならないか、
それは計画を作成した本人が一番わかっているのではないでしょうか。

計画を立てる上で一番重要なことは、自社(企業)の現状をしっかり分析したうえで、
目標に向かう計画をいかに立てるかということに集約されます。
大変であっても自らに向き合えば、その成果は現れてくるものではないでしょうか。

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【編集後記】
日本シリーズ、昨日は日本ハムが劇的なサヨナラ勝ち。
黒田投手VS大谷選手の熱い戦いも見ものでした。
日本一の行方、まだまだわからなくなりました。
第7戦までもつれる接戦を期待します!

【昨日の一日一新】
・山麺 香味焙煎麺のつけ麺

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